速読のトレーニングは難しい 速読じゃなくても簡単に一日一冊読める方法

「これまで何冊か速読に関する本を購入しては途中でやめてしまった」

「速読は難しいし、トレーニングが面倒」

「簡単にできると言うが、自分には出来なくて落ち込んだ」

本を早く読みたいと思っている方でこういった悩みを持っている方は多いと思います。

私もその悩みをもった1人でした。

「一日5分で誰でもできる」

「一日の時間が3時間延びる」

「記憶力が上がり年収も〇倍上がる」

このような謳い文句につられ、私も何冊か速読に関する本を買いましたが、残念ながら私も速読術を身に着けることができませんでした。

今回の記事では、何度も速読を失敗してきた私が、やっと身に着けた、一日一冊(実際は一冊23時間)本が読めるようになった3つのステップについてお話していきたいと思います。

この記事を最後まで読み、3つのステップをちゃんと押さえておけば、あなたが本を読むことは非常に簡単になります。(特に、ビジネス書などを読むことが多い方に向いてると思います。)

目次

効果実証済みの方法です

実際に、私がこの3ステップを試しだしたのが、一ヵ月ぐらい前なのですが、実践3冊目ぐらいから、1冊 2~3時間で読むことができるようになりました。

このブログ内でも、書評記事をいくつか出していますが、4日連続ぐらいで書評記事を書いた時があって、その時にこの方法を使ったことで記事を書くことが出来ました。

そのため、この方法は実体験による効果を実証済みですので、ご安心ください!

記事を書く場合は、読んでインプットした情報を、記事を読んでくださっている方に、できるだけ分かりやすいアウトプットを心掛けるので、インプット→アウトプットができ、記憶にも残りやすくなりました。

これからご紹介する方法は、“1冊3分”とか、“1日20冊”などの速読方法ではなく、『一日一冊』を目指す方法ですが、その分、一日一冊読めるようになるまでのトレーニングは、12冊分の実践でOKです。

騙されたと思って、ぜひ一度だけやってみてください!

一日一冊読むための3ステップ

では、一日一冊の本が読める3ステップをご紹介します。

この方法は著書「すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術」で紹介されている方法ですので、より詳細なやり方を知りたい方は、ご参考ください。

用意するもの

まず、本を読むときは、以下のものを用意してください。

  • A4の紙(ノートでも可)
  • ペン(えんぴつ、シャーペン、ボールペンなど何でも良いです。)

そして、用意した紙に、以下の表と同じ図を書いてください。

※表は特に書かなくても良いのですが、あとで書いた内容を整理しやすくしたい方は書いておくとよいです。

ステップ1:本から学びたいことを書く

まず、この本を読んで何を知りたいのかを上図の赤字①の部分に書いてください。

  • あなたがこれから読もうとしている本は、なぜ読もうと思ったのでしょうか。
  • どんな悩みを解決したくて、その本を読むのでしょうか。

この本を読んで学ぼうと思っていることを、具体的に書いてみてください。

この具体的にというのが重要です。

たとえば速読法に関する本を読むときに、「速読できる方法を知ろう」ではなく、「○○という本を10分で読むために必要な3つの要素を知ろう」のように、より具体的に学ぶことを書いてみてください。

そうすることで、ステップ2、3がより効果的になります。

ステップ2:本から15分でキーワードを抽出する

本を15分かけてザーッとみていき、「1」で書いたことに関係するキーワードを赤字②に書いていきます。

著書では16キーワードとされていますが、慣れないうちは16キーワード以上でも私は問題ないと思っています。あまり気にしすぎると、本を読むスピードが落ちてしまうので。

ここで注意すべきなのは、どうしても気になるキーワードがあると、ふと気がつくと、文章を読んでしまっている時があります。あくまでもキーワードを抽出することに取り組んでみてください。

ステップ3:本を10分で読む

ステプ3ではいよいよ本を読みます。ステップ2で抽出したキーワードを意識しながら、本を読んでいきます。

ステップ2で書いたキーワードから、もっとも重要だと思う3つのキーワードを抽出して、赤字③に書きましょう。

そして、3つのキーワードの中心に、その3つのキーワードを表すワンメッセージを書いてみてください。

そのワンメッセージが、ステップ1で書いた、あなたが学びたいと思ったことに対する、本で得たメインメッセージになります。300〜400ページほどの本が、たった一つのメッセージになったときは、非常に快感ですよ!

ただ、正直に言いますと、私はなかなか本を10分で読むのは難しいと思います。

すみません、ちょっと違います。

きちんとお伝えしてすると、この方法で、抽出したキーワードに関することだけに集中して読めば、10分で読めます。私が読むのは難しいと言ったのは、トライしてみると、あなたも感じると思うのですが、10分で読み終わったあとに、なんだか不安感が襲ってくるのです。

「本当にこれでこの本を読めたことになるのだろうか」と。

もしあなたが、「明日までに5冊の本を読んで、プレゼンの準備をしないといけない」などの危機的状態になってしまっているとしたら、この方法で十分読めたことになると思います。

これは間違いないです。

しかし、もしそういう状況でなく、不安感が襲ってきてしまったら、私は10分で読まなくても良いと思っています。10分で読まないとしても、ステップ1、ステップ2を取り組んで、ステップ3で本を読んでみると、今までより格段に読むスピードがあがっていることを実感できると思います。

まるで、脳が勝手に、集中して読むべき箇所と、さらっと読むべき箇所を整理してくれるように読めます。

本を読むスピードが遅い私の例で申し訳ありませんが、いままで300〜400ページのビジネス書を読むとしたら、1週間程度(1日2時間)かかってしまっていたのですが、この方法を使うと、2時間ぐらいで本が読めてしまいます。

当然ですが、このスピード感で読むと、本の内容について残る記憶量も多いです。1週間も2週間もかけて本を読むと、前半読んでいた内容って、ほぼ覚えていないなんてことありませんか?

結局、読み終わった段階で、前半を見返すことになって、時間がかかるようなことが私は起こっていました。

この方法では、上に掲載した図にあるように、ステップ1〜3を通して紙に残すことができますので、あとから見返すときも、1枚の紙から本の内容を思い出すことができますので、この方法は本当におすすめです。

今すぐ何をすれば良いか

いますぐ実際にやってみるしかないです!

まずはあなたの周りにある一番短い本を取り出してください。

そして、A4の紙もしくはノートと、ペンを取り出してください。

これだけです。

あとはやってみるだけなので、やるかやらないかはあなた次第ですが、速読にトライして挫折した経験があなたにあるならば、それよりも、ずっと簡単な方法ですので安心してください。

速読に何度も失敗している私が言うので間違いないです!

まとめ

今回は、本のインプットを一日一冊する方法をご紹介してきました。

  1. A4の紙 or ノートとペンを用意する
  2. 読む本から何を学ぶが書く
  3. 15分でキーワードを16個抽出する(16個でなくてもOK)
  4. 10分で本を読む(10分でなくてもOK)
  5. 3つのキーワードからワンメッセージを抽出する
  6. 書いた紙は保存しておいて後で見返す

まとめの最後にも書きましたが、本を読んで何年か経った頃、本を読み返すことってありませんか?

いま自宅にある本のタイトルを眺めてみたのですが、こんな感じの本だったなーと言えるものはありましたが、詳しく内容が言えるものはありませんでした。

つまり、あんなに時間を掛けて、一生懸命読んだ本でも、殆ど記憶から消えているということです。

古い本を読み返す時でも、新しい本を読む時でも、今回の方法を使って、一冊でも多くの本を読める時間を作っていきましょう!

それでは今回はここまでとさせていただきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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