昨日、NHKでやっている「なつぞら」の過去放送分を見る機会がありました。
何気なく見ていたのですが、あるシーンで、草刈正雄さん演じる「じいちゃん」が発した言葉が、グサッと胸に突き刺さってきて、1日頭から離れませんでした。
広瀬すずさん演じる「なつ」が、家族と離れて暮らすことを寂しいと言った時に、「じいちゃん」が言ったセリフです。
誰といたってもだ。
家族といたって。
独りで生きなきゃならんもんだ。
だから支え合う。
離れていたって支え合える。
「家族といたって」という部分が特に響いたのですが、毎日一緒にいる家族のためを思って働いていたとしても、結局は、独りで生きなくてはならないということで、「いま生きている時間は、自分の人生であり、何も言い訳できない。自分の「選択と決断」が未来を作る」という考えが、私の中に残りました。
今回の記事では、人は独りで生きなくてはならない時に、どうやって前に進んでいけば良いのかということについて考えていきたいと思います。今回の記事を読んでいただくことで、あなたが何か新しいことに挑戦する際の、ヒントになれば嬉しいです。
それでは内容に入っていきましょう。
独りで生きるとは?
この「独りで生きる」とは、そもそもどういうことなのか考えてみたいと思います。
私はいま、これまで培ってきた営業経験やビジネス経験を活かして、”組織に依存せず自分の足で歩いていく”ことにチャレンジしています。社会に出てから、自分のビジネスキャリアの中で、こういったターニングポイントとなる時が何度かありました。
きっとあなたにもそういった経験があり、その中でたくさんの「選択と決断」をしてきたと思います。私は思うのですが、この「選択と決断」をすることが、独りで生きるということなのではないかと思うのです。何をするにも、結局最後の最後で決めるのは、私たち自身だということです。
この「選択と決断」の中には、いままでの生活を変化させる内容もあります。たとえば、結婚や転職や起業など、その後の人生に大きく影響するものです。これには、大きな悩みや恐怖がつきものだと思います。
そして、今までの生活を変化させることを決断できない人が世の中には多くいます。私も、全てを乗り越えられてきた訳ではありませんでした。とくに若い頃は乗り越えられない壁が本当に多かった気がします。
乗り越えられなかった時のことを思い返すと、今回のテーマにある、孤独を感じていた時ではないかと思うのです。私が最初に孤独を感じて乗り越えられなかった時は、高校2年の時です。
学校の授業についていけず、友人ともうまくいかず、どうして良いかわからなくなってしまったのです。親や先生も心配してくれて、親身になって話はしてくれますが、当時は誰も自分の気持ちなんてわかってくれないと思い、すごく孤独を感じました。どこにも自分の居場所がないと感じていました。
私は結局どうしたかというと、学校に行かないという選択をしました。壁を乗り越えることから逃げました。壁を乗り越えるために、今までやってこなかったこと、新しい挑戦・努力をすることで、失敗・挫折して傷つくことが怖かったのだと思います。
その後の人生を振り返っても、乗り越えるべき「選択と決断」の壁が高いほど、私は孤独を感じてきました。その度に、自分の「選択と決断」による失敗に恐怖を感じてきました。
あなたにもそのような経験があるのではないでしょうか。
新しいことへのチャレンジと孤独
人が孤独を感じやすい時は、なにか新しいことにチャレンジするときが多いのではないかと私は思うのです。
新しいことにチャレンジする時は、失敗はつきもので、「自分にはできる!」と言い聞かせて、重い足を無理矢理前に出している分、失敗した時のショックは大きいものです。
しかし、失敗をしても、
「誰も見てくれません」
「誰も助けてくれません」
「誰も理解してくれません」
自分の中で大きな決断をする時であればあるほど、そういったことを感じることが私は多かったです。常に独りで戦っていく必要がある、自分でなんとかしないといけない状況でした。
どうやって孤独と戦えば良いか?
とここまで、色々とお話をしてきましたが、そういう私も恐怖を感じて動けなくなってしまうことが、しょっちゅうあります。ただ、何度か孤独の中での「選択と決断」を経験してきて、こうすれば何とか一歩を踏み出せるという方法を見つけてきました。
それをご紹介します。
ポイント1:独りで生きることを受け入れる
一つ目は、いままで話をしてきたように、人間は孤独である。最後は自分で「選択と決断」を
しなくてはならないことを認めることです。「誰もアドバイスしてくれない」「どこにも情報がない」これが当たり前だと思うのです。
ポイント2:仲間がいる環境に身を置く
二つ目は、自分がチャレンジしようとしていることを、既にチャレンジしている人の環境に身を置くことです。そのチャレンジが当たり前である人脈を作るということです。
私は正直言って、この人脈を作るということが苦手でした。
人脈は大事だと、人生の先輩方から言われてきたので、意識はしているのですが、たとえばサラリーマンの方の仕事で懇親会パーティーなどに参加することがあるのですが、この時間が本当に苦痛でした。
そのため、人脈を作るためのイベント「異業種交流会」などに参加することも勧められて、参加したことがあるのですが、場慣れしているビジネスマン達の圧に押されて、「早く帰りたい」と思うだけでした。
オンラインサロンの活用
どうやって人脈を作れば良いのか、今でも悩んではいるのですが、それでもポツポツと一緒に仕事ができる人が増えてきました。私がどうやっているのかというと、オンラインサロンの活用です。
オンラインサロンとは、インターネット上のコミュニティの場のことで、facebookやchat機能などを使って、同じ志を持った仲間がオンライン上でコミュニケーションを取れるようになっています。
私が初めてオンラインサロンに参加したのは、DMMサロンの中にあるコミュニティだったのですが、facebookを使ってコミュニケーションをとるパターンでした。
このオンラインサロンでは、“こういった場に参加する”という最初のハードルが下がります。
同志が見つかる
私が初めて参加したオンラインサロンでは、facebookでのコミュニケーションがメインなのですが、定期的にイベントも開催され、そこではオフラインでもオンラインでの参加でも、どちらでも良い形式でした。
慎重派の私は、初めはオンラインでの参加を行い、参加する方がどういう方なのかを知った上で、次からオフラインでの参加に挑戦しました。すると、参加者の中に、オンライン上で人柄がわかっていた方もいて、コミュニケーションのハードルが下がり、非常に話しやすかったことを覚えています。
そして、一番のメリットは、もともと同じ目的でオンラインサロンに参加していますので、悩みや目標、これまでにチャレンジしてきたことや失敗したことなどが、非常に似ていて、共感できる仲間が多いということです。
このオンラインサロンは有料であることが殆どですので、「成功するまで諦めない!」と思っている人の集まりが基本なので、お互い傷の舐め合いにはならず、切磋琢磨していけます。
私はこうして前に一歩ずつ進むための人脈が少しずつ作れるようになってきました。
ポイント3:小さい一歩を踏み出す
三つ目は「小さな一歩を踏み出して失敗を経験する」ことです。
著名人達は、この一歩踏み出す重要性について、多くの言葉を残しています。
失敗?これはうまくいかないということを確認した成功だよ
このように、多くの成功者たちは、小さな一歩を踏み出すこと、失敗をすることを良しとしています。むしろ、失敗をしないと成功はないとまで言っています。
二つ目で紹介したように、この時点で私たちには、同じ志をもった仲間がいます。失敗しても彼らと痛みを共感できるから大丈夫です。そして、あなたが失敗したことを、過去に失敗している人がいて、その失敗の乗り越え方を教えてくれる人がいるから大丈夫です。
安心して一歩目を踏み出しましょう。
いますぐあなたがやるべきこと
あなたと同じやりたいことがある人、同じ悩みを持っている人を見つけましょう。
その人達と繋がりましょう。オフラインではなくても、これだけインターネットやSNSが進歩してきている現代では、必ず仲間が見つかるはずです。参考までに、コミュニティの場を提供しているサービスのリンクを貼っておきますので、ご参考ください。
まとめ
今回は、人は一人で生きなくてはならない時に、どうやって前に進んでいけば良いのかということについてお話をしてきました。
私もいま、組織に依存せず、自分の足で歩いていくことにチャレンジをしています。友人との時間、睡眠時間、娯楽の時間など、できる限りのものを遮断し、チャレンジしています。
これだけ集中していると、失敗した時のショックはかなり大きいですが、私には、いま参加しているコミュニティの仲間がいます。最後に「選択と決断」をするのは私一人ですが、そこにいく途中で迷ったら、その仲間がいます。そう思えると、一歩を踏み出すことの恐怖が少し取れます。
あなたも是非仲間を見つけて新しいことにチャレンジをしてみてください。
それでは今回はここまでとさせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。