・新規事業や営業活動のなかでマーケティングを取り入れたい
・部下にマーケティング基礎を勉強させたい
マーケティングっていったい何を勉強すれば良いんだー!と悩んでいませんか?
実は、ここで紹介する『マーケティングを始めて勉強する人におすすめする本』を読むと、一気にマーケティングに関して知ることができます。
なぜなら、営業一筋のサラリーマン生活を送ってきて、30歳を過ぎてから初めてマーケティングを勉強したわたしでも、今回ご紹介する本を読むことでマーケティング部のお客様と対等に話ができるようになったからです。
この記事では、マーケティング初心者のときにわたしがもっと早く読んでおきたかった本を5冊紹介していきます。
それではさっそく内容に入っていきましょう!
マーケティング初心者のときに読んでおきたかった本【厳選5冊】
結論からお伝えします。
今回ご紹介する5冊の本はこちらです。
- デジタルマーケティングの教科書
- いまさら聞けないWebマーケティング 初歩から学べる集客のセオリー
- 使えないとアウト! 30代からはマーケティングで稼ぎなさい
- 仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法
- マーケティング・リサーチの基本
1つずつ紹介していきますね!
『デジタルマーケティングの教科書』
●本の概要
『デジタルマーケティングはこれまでのマーケティングから何が進化したのかを理解すること』が本書の目的です。
この本は、わたしがデジタルマーケティングに関わるときに、一番はじめに読んだ本です。
中身をちょっとだけ紹介(目次より)
- 20XX年のマーケティング-デジタルテクノロジーが実現する近未来
- デジタルマーケティングとは何か
- 従来型マーケティングの戦略策定プロセス
- デジタルマーケティングの5つの進化とフレームワーク
- マーケティングのキープレイヤーはどう変遷するか
- デジタルマーケティング実践に求められる能力
デジタルマーケティングの実践的手法がかいてあるのではなく、これまでのマーケティングとは?これからのデジタルマーケティングとは?といった基本をおさえるために読んでおきたい一冊です。
Web広告の出し方は?Webサイトのつくり方は?とすぐに手段を知りたがる人がいますが、まずは基本をおさえることからはじめてみましょう。
●マーケティング現場で役に立った知識
全社向けにデジタルマーケティングの現状をプレゼンテーションする機会があったのですが、そのときに本書をベースにプレゼンしたところ反響を得ることができました。
また、人によってデジタルマーケティングの定義が異なるなかで、「デジタルマーケティングとはこうである!」としっかり定義してくれているのがスッキリします。
これまでのマーケティングとデジタルマーケティングの違いを理解することができます。
『いまさら聞けないWebマーケティング 初歩から学べる集客のセオリー』
>>いまさら聞けないWebマーケティング 初歩から学べる集客のセオリー
●本の概要
『マーケティングの基本的な知識を知ったうえで、実践できるようになってもらうこと』が本書の目的です。
本のタイトルに『Webマーケティング 初歩から学べる集客のセオリー』と書いてありますが、マーケティング全体について書かれています。
中身をちょっとだけ紹介(目次より)
- マーケティングのキホンを知ろう
- 環境分析の基礎を押さえておこう
- Webマーケティングにおける調査方法
- Webサイトの戦略を組み立てるには
- ネット広告の効果的な運用法とは?
- 検索エンジンからの訪問を増やす
- ソーシャルメディアを活用して集客!
- アクセスログ解析で施策を振り返ろう
目次をみるだけでも、マーケティング全体像から具体的手法まで書かれていることがわかると思います。
今回紹介している本のなかでも、もっとも具体的なマーケテイング方法が書かれている本です。
この本は30代でマーケティング会社を起業した人に強くすすめられた本です。
起業したいまでも、この本に書かれていることを基本にして実践しているようです。
●マーケティング現場で役に立った知識
この本でもっとも役にたったことは、マーケティングの基本プロセスである『R→STP→MM→I→C』が身に付いたことでした。
はじめてマーケティングをするときは、何をどのように・どんな順番でやっていけば良いのかわかりませんよね。
この本ではプロセスを具体的に説明してくれているので、マーケティング戦略がたてられるようになります。
『使えないとアウト! 30代からはマーケティングで稼ぎなさい』
>>使えないとアウト! 30代からはマーケティングで稼ぎなさい
●本の概要
『マーケティングの基本的な考え方と実践方法について理解すること』が本書の目的です。
お客様の課題や欲していることを探っていくプロセスや、お客様に喜んでもらうためのポイントを知って売上をあげていくための方法が書かれています。
中身をちょっとだけ紹介(目次より)
- マーケティングの基本的な知識・考え方
ex)マーケティングとは?、価値創造(商品企画)のキホン - マーケティングを実行する際に必要な5つの思考法
ex)論理的思考、仮説思考、ゼロベース思考 - マーケティングは情報がいのち
ex)効率的な情報収集 - マーケティングを実践で活用する
ex)お客様を分類する(セグメンテーション)
この本は、マーケティングに必要な『思考法(考え方)』についての情報がもっとも充実しています。
また、ペルソナ設計や競合分析のテンプレートも用意されているので、すぐに実践につかえるところも魅力です。
●マーケティング現場で役に立った知識
マーケティングは、『こうすればうまくいくのではないか』という仮説をだして実践していく必要があります。
この本では、その仮説をだすための思考法を学ぶことができました。
論理的思考、水平思考、仮説思考などの思考法をつかって課題解決方法をかんがえる際に役立ちます。
『仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法』
●本の概要
『仕事の質とスピードを決める仮説思考を身につけること』が本書の目的です。
問題解決の糸口をさがすために、ひたすら情報をあつめる人は多いのではないでしょうか。
そういった人に起こることは、『時間切れ』です。
もしその経験がある人には、この本はかなり役に立ちます。
中身をちょっとだけ紹介(目次より)
- 仮説思考とは何か
- 情報は集めるよりも捨てるのが大事
- 大きなストーリーが描けるようになる
- 仮説・検証のプロセスを繰り返す
- 人を動かすのに必要な大局観
- よい仮説の条件-悪い仮説とどこが違う?
- 仮説を構造化する
- 日常生活の中で訓練を繰り返す
- 失敗をおそれるな-知的タフネスを高める
仮説思考に特化した良書です。
この本は、とくに経営者のお客様からも薦めていただきました。
『世の中の99%が仮説』というなかで、いかに良い仮説を選択していくかが重要になってきます。
●マーケティングで役に立った知識
マーケティングの世界は仮説だらけです。
デジタルマーケティングを進化してきたことでビッグデータを活用することで定量的な判断ができるようにもなってきました。
しかし、顧客課題やマーケティング戦略は仮説で進めるしかありません。
仮説検証を繰り返すことで正解に辿り着くことができますが、この本を活用することで正解に辿り着くスピードをあげることができます。
『マーケティング・リサーチの基本』
●本の概要
『マーケティング・リサーチ(MR)の知識と実践の方法を理解すること』が本書の目的です。
マーケティング課題を解決するためのリサーチの企画方法やデータ収集の方法、顧客インサイトを発見するための方法などが紹介されています。
マーケティング・リサーチの全体像を知れる数すくない本です。
中身をちょっとだけ紹介(目次より)
- ビジネス・リサーチとしてのマーケティング・リサーチ
ex)マーケティング・リサーチの作業プロセス - 定量調査:データ収集
ex)【誰に、何を聞くか】対象者の選定方法 - 定量調査:データ分析
ex)相関分析、推定と検定、多変量解析とは - 定量調査:定性データの収集と解釈
ex)アプローチのキホンは3つ:「尋ねる」「観察する」「傾聴する」 - ニュー・マーケティング・リサーチ
ex)モバイル・リサーチ、無意識/感情リサーチ - マーケティングリサーチの将来
この本に出合うまで、マーケティング・リサーチにここまで多くの種類があるとは思っていませんでした。
何のためにリサーチをするのか、それを知るためにはどんなマーケティング・リサーチ設計をすれば良いのかを考えるときに有効な一冊です。
●マーケティングで役に立った知識
Googleをつかってひたすら情報を集めることがマーケティング・リサーチだとおもっていました。
この本を読んだことで、目の前の課題を知るためには何を知る必要があって、それを知るためにはどのマーケティング・リサーチをすればよいのかが明確になりました。
マーケティング・リサーチをする場合、インテージやマクロミルなどの会社に外注をすることがありますが高額です。
外注をしなくても、自分自身でできるマーケティング・リサーチの範囲は広いです。
この本を使って実践してみてください。
いますぐ何をすれば良いか?
本を読んで得た知識を、『実践』してみましょう。
何事もそうだとは思いますが、とくにマーケティングは『経験』を積まないと『仮説が立てにくい』イメージがあります。
また、ITテクノロジーをつかったデジタルマーケティングが主流になっているので、マーケティングトレンドの変化もはやいです。
継続して本から知識を得ていくことが必要になっていきます。
とはいえ、本を買うのもお金がかかるので何冊も買ってられない!という人のために、わたしがやっていた節約方法を3つご紹介します。
本を読むための節約術
3つの方法はこちらです。
- 図書館の利用
- kindle unlimitedを活用する
- メルカリに出品する
図書館の利用は説明するまでもないので飛ばしますね。
kindle unlimitedを活用する
もしkindle unlimitedをつかっていない人がいたら利用しましょう。
本一冊分の費用で好きなだけ本がよめますので、圧倒的にお得です。
メルカリに出品する
最新本を買って1~2週間したぐらいであれば、メルカリに出品すれば購入金額の7~8割程度で売ることができます。
1,000円の本が実質200円で読めることになります。
発送手続きの手間がありますが、コンビニに持っていくだけですので費用対効果はおおきいと思います。
このようにして、何とか本を継続して読んで自己投資をつづけていきましょう。
まとめ
今回は、マーケティング初心者のときにわたしがもっと早く読んでおきたかった本を5冊紹介しました。
最後に記事をまとめます。
・デジタルマーケティングの教科書
・いまさら聞けないWebマーケティング 初歩から学べる集客のセオリー
・使えないとアウト! 30代からはマーケティングで稼ぎなさい
・仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法
・マーケティング・リサーチの基本
■デジタルマーケティングの教科書
これまでのマーケティングとデジタルマーケティングの違いを理解することができる
■いまさら聞けないWebマーケティング 初歩から学べる集客のセオリー
今回紹介している本のなかで最も具体的なマーケテイング方法が書かれている本
■使えないとアウト! 30代からはマーケティングで稼ぎなさい
マーケティングに必要な『思考法(考え方)』についての情報が豊富
■仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法
仕事の質とスピードを決める仮説思考を身につけられる
■マーケティング・リサーチの基本
マーケティング・リサーチの全体像を知れる本
■いますぐ何をすれば良いか?
まずは実践!
本を読むための3つの節約術
・図書館の利用
・kindle unlimitedを活用する
・メルカリに出品する
それでは今回はここまでとさせていただきます。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。