新規開拓営業って、本っ当にきついですよね。。。
私は社会人になってから営業一筋で来ていますが、営業人生の中で、きつかったことTOP3に新規開拓が入ってくると思います。中でも、個人宅への飛び込み訪問は、もう10年以上前のことですが、今思い出しても、胸の奥がソワソワしてきます。
こちらの記事でも書きましたが、私も本当に苦労してきました。『飛び込み訪問』、『飛び込み電話』、たくさんやってきました。メンタルボロボロでした。
私は、もう限界だーと思った時に、どうしたかと言うと、新規開拓の勉強をしました。
現在、インターネットなどで、新規開拓について調べて見ると、“きつかったら営業なんて辞めてしまえ”みたいな記事がいくつも出てきます。
メンタルが弱っていた当時の私がその記事を見たら、「そうだよね、無理しなくて良いよね。身体壊したらそれこそヤバイし」と自分を納得させて、辞める方向に向かっていったと思います。
私も、無理して続ける必要はないと思いますが、「辞めることはいつでも出来るので、辞める前にあと一歩だけ踏み出してみませんか」とお伝えしたいです。これからお伝えする3つの対処法を是非一度、実践してみませんか?
「新規開拓がきつい」を抜け出す3つの対処法
①新規開拓の方法を勉強する
私は、会社の上司や先輩に言われた飛び込み方法を、深く考えずにただ実施していただけだったのですが、うまく行かず、もう限界だと思っていた時に、たまたま本屋で見つけた一冊の本をきっかけに、各業界のトップセールスマンが出している本や情報商材を購入したり、直接セミナーに参加するなどして、勉強をしました。
勉強をはじめて、まず安心したのは、どんなトップセールスマンも、私たちと同じように、新規開拓はきついと思っていた過去があり、きついが故に、営業を辞めようと何度も思ったことがあると知ったことでした。
例えば、先ほどお伝えした、“たまたま見つけた本”というのは、元トヨタホームのトップセールスマンで、現在営業サポート・コンサルティング(株)代表取締役の菊原智明(きくはら・ともあき)さんの『訪問しないで売れる営業に変わる本』というものでして、この菊原さんも、今では50冊以上の営業本を書かれている方ですが、営業時代は、7年もの間クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごしていたそうです。
菊原さんは、苦しい間もご自身に合った営業方法を模索し続け、営業レターという営業方法でトップセールスとなっていきました。私も、菊原さんの本を買ったり、セミナーに参加して、具体的な方法を学び、実践して、実績がでたことで、精神的にも本当に楽になりました。
もう10年以上前ですが、今でもセミナーに参加して、菊原さんにいただいたサイン本は、当時のきつかった自分を乗り越えた証として、大事にとっています。
あなたも、いまはとても苦しいと思いますが、あと一歩だけ踏み出してみませんか?
②新規開拓の方法を変える
次の対処法は、新規開拓の方法自体を変えます。飛び込み訪問や飛び込み電話だけが新規開拓の方法ではありません。あなたも気付いていると思いますが、他人へのガードが高い現代では、飛び込み営業は、大変ハードルが高いですよね。
もっと効率的に、精神的にも楽に集客する方法はあります。もちろん、予算がかかってしまうことではありますが、そこで諦めずに、あなたの上司や会社に、提案してみてください。
予算に見合った効果があるならば、会社もきっと許可してくれるはずです。具体的方法は、後ほどご紹介します。(今すぐ具体的方法を見たい方は、こちらをどうぞ!)
③『新規開拓』の営業をやめる
新規開拓方法を勉強しても、新規開拓の方法を変えても、もしあなたの気持ちが『きつい』状態から抜け出せないようなら、思い切って、新規開拓を行う営業はやめましょう。無理に続けて、身体を壊してしまっては、そんな勿体ないことはありません。
我々には、向いていることと向いていない事があります。新規開拓営業が向いてないといって、全くネガティブになることはなくて、あなたにはそれ以上に向いている事があり、そこで大きな成果をあげられるはずです。
新規開拓営業がきつくて、営業自体はきつくないと思っているのであれば、新規開拓ではない部門への異動願いを出してみましょう。営業自体がきつくて、他にやってみたい事があるならば、そのやってみたいことを思い切りやってみましょう!
新規開拓の方法
①展示会への出展による集客
東京ビックサイトや幕張メッセなどで毎日のように開催されている、展示会へ、あなたが売っている商品を出展しましょう。
展示会への出展メリット
1、あなたの商品・サービスの知名度向上
2、あなたの商品・サービスに興味を持ってくれた企業(担当者)の情報取得
3、出展ブースに来てくださった方と商談を行うことができる
展示会は、出展するブースの広さによって出展料が異なってきますが、一番小さいブースで約50〜80万程度の出展料です。この金額を払うと、開催展示会によって変動しますが、200〜400名の名刺を獲得する事ができます。
しかも、ほぼ全員の方にあなたの商品・サービスの説明ができ、相手のお話も聞く事ができます。飛び込み訪問では、同じ人数を飛び込んだところで、ほとんど会話できる方が少ないですよね。
年間を通してどのような展示会が開催されるかは、日刊工業新聞が販売している「全国主要見本市・展示会一覧」をご参考ください。
■購入申し込みサイト
■価格:1,600円
②メディアを利用した集客
あなたがもし大手企業にお勤めであれば、ここはマーケティング部の領域かもしれません。私が働いていたようなベンチャー企業では、マーケティング部というものはなく、営業がマーケティングを兼任するかたちでした。
●SNS広告
インターネットが発展し、SNSがコミュニケーションの主軸になった現代では、インターネットを活用した集客に、簡単に取り組めるようになりました。
Twitter、facebook、instagram、tiktokなどに、低価格で広告が出せます。数千円単位から広告出稿ができますので、活用していきたいところです。
●資料ダウンロードサイト
あなたの商品・サービスの説明資料を、資料ダウンロードサイトに掲載しておくことで、あなたの商品・サービスに興味を持った方がダウンロードしてくれると、そのダウンロードした方の個人情報が獲得できるサービスがあります。
こちらのサービスは、1件ダウンロードされるたびに課金されるものと、月額利用のものがありますので、お好みで選んでみてください。
●プレスリリース
あなたの商品・サービスに関する新しい情報を、各マスメディアの記者に対し配信できるサービスです。例えば、新商品だったり、新しいキャンペーンを実施する時などに配信すると効果的です。
両社とも1配信3万円程度です。プレスリリースは、面白い記事と思われれば、インターネットメディア(yahooやNesPicksなど)や新聞、テレビ番組からの取材依頼があり、一気にあなたの商品・サービスが世の中に広がる可能性があります。
③自社セミナー開催
いきなり①の展示会のようなイベントに出すのはハードルが高いという方は、自社でのセミナー開催をおすすめします。
自社の会議室や、貸し会議室を借りて、あなたの商品・サービスのメリットをご紹介するセミナーを開きます。新規開拓をしたいターゲットに対して、チラシを撒くなどして、セミナーに参加してもらいます。
この方法のメリットは、興味がある人しか基本的にはセミナーに参加しないので、非常に契約可能性の高いお客様と会える点にあります。
④企業団体への加盟(商工会議所)
これは、既に多くの企業が参加している企業団体に加盟する事で、一気に営業先の繋がりを持つのに有効です。
例えば東京商工会議所であれば、会員数 80,634件(2019年3月31日現在)いますので、この繋がりが一気に持てることになります。
また、東京商工会議所は、拡大のための「商談会」や、様々な方と人脈構築できる「ビジネス交流会」などの開催に加え、「東商新聞」を活用した広告掲載やチラシ同封、メディア向けのプレスリリースの支援など、ビジネスチャンスの拡大を支援してくれます。(https://www.tokyo-cci.or.jp/market/)
■価格:加入金3,000円、年会費15,000円〜(資本金により変動)
東京商工会議所だけでなく、こういった団体は幾つもあり、例えば、中小企業家同友会といった団体もあります。
■動画説明
■価格:加入金20,000円、年会費7,000円/月
あなたの商品・サービスのターゲットが多く属している団体を探し、加盟することで、新規開拓のスピードがあがると思いますのでおすすめです。
まとめ
今回は、「営業の新規開拓がきつい」と悩んでいるあなたに、
- 「新規開拓がきつい」を抜け出す3つの対処法
- 新規開拓の具体的方法
をお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事を読んでもらって、もう少しだけ頑張ってみようかなと思ってもらえたら、本当に嬉しいです。
あなたと同じ気持ちになった事があるので、いまのあなたの気持ちは痛いほどわかります。しかし、その気持ちの先に、『営業は楽しい』と思える瞬間が必ず来ます。
私は、あなたにお役に立てる記事をこれからも書いていきますので、是非一緒に頑張っていきましょう!
それでは今回はここまでとします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。