ストレスに「弱い人」の生き方と「強い人」の生き方はどちらが良いのか?

社会人になると、会社に行きたくないなと思うような辛い経験があると思います。
・めちゃくちゃ厳しい上司がいる
・揉めてるお客さんがいる
・終わりの見えない睡眠不足の毎日

今回の記事は、「ビジネスにおける辛い経験を乗り越えた方が良いか、避けた方が良いか」について、私の経験からのお話をさせていただきます。あくまでも、転職4回して、ベンチャーから大手企業気質な会社を経験してきた上での見解なので、どうぞ参考レベルでお聞きください。

目次

新規の仕事 vs 既存の仕事

先日、大手企業気質の会社の方と仕事で久しぶりに会って、移動中にこんな会話をしました。この方は、新規事業の案件で、一年近くお客さんと契約関係で揉めていて、私が知っている限りでは、ほぼ、うつ状態になっていらっしゃいました。


「最近どうですか?例の件、落ち着きましたか?」

Mさん
「はい、やっと落ち着いてきて、いまは最終調整の段階に入っていて、3ヶ月前に、私はフェードアウトしたんですよ。」


「そうですか、良かったですね。大変だったでしょう。でも、勉強になる部分もあったでしょうね。」

Mさん
「はい、大変でした。勉強にはなりましたけど、もう二度とあんなことは経験したくないですね。」


「そうですか。プロジェクトマネージャーをやっていたHさんはお元気ですか?」

Mさん
実は彼、いまは既存顧客の大規模案件のプロジェクトに異動になったんです。この前会ったら、既存案件は最高だって言ってましたよ。新規とは違って、仕組みも体制も整ってて、先が読めないストレスもなく、相当楽らしいです。もう新規事業になんて戻れないって言ってましたよ。


「それは、彼には既存顧客のプロジェクトの方があっていたのかもしれないですね。良かったですね。」

Mさん
私は、その話を聞いて、羨ましいって思ったんですよ。同じ会社で同じ給料なら、辛い思いをしない方が絶対に良いじゃないですか?色々と考えちゃいますよねぇ。

と、こんな会話をしたんです。

あなたは、この会話を聞いて、どう思われるでしょうか?
「わかる、わかる。」と思う方もいれば、「それで良いのか?」と思う方もいる事と思います。

2人の考え方


私は、Mさんの話を聞いていて、むかし一緒に働いていた2人の方を思い出しました。

2人とも新規事業をやっていた方なのですが、どちらの方も、新規事業企画部に所属をしていて、その中での経験を通して、自分がやりたいことを見つけ、新しい道に進んで行った方です。

Nさん
リサーチやWEB施策を考えて実行する役割
Oさん
営業として案件を取ってくる役割

【Nさん】
苦手な事があると避けようとするタイプで、経験としてやってみようと上司に言われると、「辛い経験をした方が成長するなんて考え方は古い。辛い経験をしなくたって成功している人はたくさんいる!」と言って、辛い事とぶつかっていかず、避けているタイプでした。

それでもビジネススキルは高く、案件をそつなくこなすタイプで、貴重な戦力でした。彼は、夢を追い掛けたいので、2年後に辞めると宣言していて、その宣言通り、2年後に辞めて行きました。

【Oさん】
凄く臆病で失敗する事が嫌いなタイプですが、彼は頑張って色々な事にチャレンジしていくタイプでした。只でさえ臆病なのに、頑張ってチャレンジしても、うまく行くことは少なくて、だんだんと気が滅入っていきました。

そして、彼の上司は、彼に期待をしていた分、非常に厳しく指導をしていました。Oさんはその内に、会社に行く前に嘔吐したり、お腹を壊したりするようになってしまったそうです。それでも彼は、体調が悪くても会社に来て、チャレンジを繰り返していました。

その頑張りもあって、段々と仕事でも成果が出始めてきた頃、彼は夢を見つけ、その夢にチャレンジしたいと言ったときは、良かったなと思う反面、辛くて逃げたのかなと少しだけで思っていました。

こういう書き方をしてしまうと、どっちがどうなったというのは、想像がついてしまうかもしれませんが、この2人は、一年後はどうなったと思いますか?

差がついた2人

【Nさん】
彼は現在、夢を追い掛けて2年が経ちますが、「自分が思っていた世界と違う」と言って、現在、転職活動をしています。転職活動を始めた理由を聞くと、「お客さんがこちらの話を聞いてくれず、話にならない」と言っていますが、詳しく聞いてみると、お客さんからのクレームが多くて、その対応が辛いそうです。

彼は、「次に移るところでは、そういった対応をしなくても良い会社」と思っているようで、もっと上位層のポジションを目指すそうです。現場ではない、管理職層ということです。しかし、彼は管理職の経験もないので、中々厳しい転職活動になってしまうと思います。

【Oさん】
一方、Oさんは、夢を追い掛けて1年が経ちます。彼は、かなり生き生きしていて、エネルギーを感じました。やっぱり前の会社が辛かったから、その環境から解放されて、今は楽しいのかなーと思ったのですが、そうではないようでした。

たしかに当時は、辛くて辛くて、家に帰っても寝たくなかったそうです。寝てしまったら、すぐに会社に行く時間になってしまうから。毎朝体調は悪いし、心もかなり弱っていたそうです。しかし彼は、その経験があって良かったと言ったのです。

私は、なぜそう思ったのかを聞いてみると、「当時辛かった分、今の会社がかなり楽に感じます。一緒に入社した同僚が、辛いと言っている仕事が、なんともないんです。自分の中の辛さの基準が上がったんだと思います。」と言っていました。

そして、続けて言っていました。「でも、このまま辛くない環境に身を置くのも恐いです。今の辛さの基準を超える事が起こった時に、耐えられなくなりそうで。なので、どんどん自分にストレスをかけていこうと思います。」と。

まだ彼は20代半ばですが、「ほー、もうその考え方を持ってるのかぁ。勉強になるなぁ」と思いました。きっと彼は、これからも色々な事に不器用に真っ直ぐ取り組んで行くんだろうと思います。

まとめ

今回の記事は、「ビジネスにおける辛い経験を乗り越えた方が良いか、避けた方が良いか」についてお話をしてきました。

ここまで書いてきて何ですが、このテーマに答えはないと私は思っています。

最初に登場した、MさんとHさんの例で考えると、新規事業できついストレスを浴びているMさんと、既存案件で体制もしっかりした中で大きなストレスは感じず、毎日定時で帰れるHさんを比較すると、Hさんが良いのかなぁと思ってしまう一面もあります。2人とも同じ役職で同じ給料ですから。

でも、そのあとに例としてあげた、NさんとOさんの例を見ると、たとえ、いま現在辛かったとしても、長い人生を考えると、辛い事を経験して、乗り越える経験を一度でもした人の方が、安定感を持った人生を歩めるのかもしれないなとも思えます。

ただ私が思うのは、仕事をしていても、プライベートでも、生きている以上、乗り越えなくてはならない事って、間違いなく訪れてくるのだと思います。

その時に、「逃げる・避ける」力よりは、「乗り越える」力の方が、人生を楽しめるのではないかと思います。今回のテーマにあえて答えを出すとしたら、こういう答えを出して終わりにしたいと思います。あくまでも、サラリーマンとして生きていく場合の答えです。

 

・新しいことにチャレンジして、自分にスキルを付けていきたいなら辛いことを「乗り越える」

・出世とか良いから、平和に穏やかに暮らしたいなら辛いことから「逃げる・避ける」

 

をしていくのが良いのかと思います。

ただし忘れてはいけないのは、後者の「逃げる・避ける」ことができる会社は、非常に少ないことだけは忘れてはいけません。その選択をとると、出世街道から落ちるという対応をされるのなら良いですが、クビを切られてしまう可能性も十分にありますので、お気をつけください。

今の会社では難しくて転職する必要がある場合は、会社事情に詳しいエージェントに相談をする事をおすすめします。決してご自身だけのご判断では選択されてないように、お気をつけください。私の2社目の転職失敗のようになってしまいますので。

それでは今回は、人それぞれの価値観によって、答えの異なる内容になりましたが、私の転職経験を通した考えをお話してきました。何かあなたのお役に立てましたら嬉しいです。

それでは今回はここまでとさせていただきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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