マーケターが目指せる年収1000万円超えのキャリアづくり

年収1000万円超えのキャリアづくり

今回の記事では、デジタル化によって業務やスキルが細分化されたマーケティングの世界で、マーケターがいかに成長していけば良いかご紹介いたします。

今回も、著書『マーケティングの仕事と年収のリアル』をベースにお伝えをしていきます。

本著の概要や著者プロフィールなどは、こちらの記事で紹介しています。

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今回の記事を最後まで読んでいただくと、マーケティング業界で目指すべき方向が明確になります。いま現在あなたがいる位置を知り、あなたが目指したいキャリアまでに何をしていかなくてはならないのかがわかりますので、ぜひご参考ください。

それでは内容をご紹介していきます。

目次

マーケティングキャリアの6段階

ここでご紹介するのは、“目の前の仕事をうまくやるための細分化されたスキル”ではなく、“マーケティング職でキャリアをつくる”ための成長ステージをお伝えします。

【マーケティングキャリアの6段階】

こちらが本著で紹介されている、マーケティングキャリアの6段階です。

新卒やマーケティング未経験で転職したばかりの人からトップを目指すまでの6段階に分かれており、各ステージごとに、次のステージにいくための、『めざす水準』『必要な知識・スキル』『重点的にインプットすべき情報』が紹介されています。

本記事では、ポイントだけ紹介していますが、本著ではかなり詳細に、目指す方向性やインプットすべき本の紹介などについて紹介されていますので、一読することをおすすめいたします。

まず最初に目指すキャリアは?

まずは、ステージ3を目指す

何かしらの専門領域を確立した「狭くても深いプロ」を目指すのが王道です。

とはいえ、実際は、ステージ3で専門家として一定の評価を得るまでの道のりも大変で、大半の人はステージ3の入り口で評価が停滞してしまいます。一つの選択肢としては、ステージ3で社内だけでなく業界内で名が知られるというのも、一つの立派なキャリアのゴールです。

次に目指すステージ4のキャリア

ステージ3のスペシャリストを脱して、マネジメントを目指した場合、ステージ4のブランドマネジャーへと進みます。

ステージ4からは、業務が自分ひとりで完遂できなくなり、様々な施策の調整業務がメインとなり、社内政治も多くなってきます。社内政治が苦手だったり、社内外との調整業務がストレスになる人は、マネジメントは向いていないかもしれません。

マネジメントが向いていないと思う人は、ステージ3のスペシャリストとして極めるのもひとつの選択肢です。
報酬の面でみると、ステージ3を極めて、スペシャリストとして独立した場合、ステージ4のマネジメント層よりも、収入面は大きくなる可能性もあります。

たとえば、スペシャリストのクリエイターが独立すると年収が億単位になる場合もあります。
また、同じようなマーケティングの仕事に見えても、ステージ2t4では年収は2〜3倍は違います。

各ステージにおける必要スキルは?

本著で紹介されている、各ステージにおける、

  • めざす水準
  • 必要な知識・スキル
  • 重点的にインプットすべき情報

について、ポイントをご紹介します。

ステージ1:マーケティング業務の見習い

専門用語や基礎概念を理解する

このステージの人物像は、新卒、またはマーケティング業務担当1年目

めざす水準

  • 専門用語を用いたコミュニケーションができる

必要な知識・スキル

  • マーケティングの基礎となる専門用語の理解(4P、AIDMAなど)

重点的にインプットすべき情報

  • マーケティングの基礎〜入門

ステージ2:特定業務の担当者(ワーカー)

専門知識と業界トレンドを血肉化する

人物像は、マーケティング業務担当半年〜2年目

めざす水準

  • マーケティング知識を自分の言葉で説明ができ、上司の元で、部分的な業務を完遂できる

必要な知識・スキル

  • 担当領域における専門知識、最新情報

重点的にインプットすべき情報

  • 担当領域を深掘りした専門書
  • 競合施策情報

ステージ3:特定領域の専門家

再現性のある深い専門知識を持つ

人物像は、特定領域の深い知識、最新トレンドを理解し、プロジェクトマネジメントや実務を一人でこなし、社内外から相談が舞い込む存在

めざす水準

  • 専門領域において業務完遂し、成果を出せ、社内外から相談をもらう信頼と実績がある

必要な知識・スキル

  • 専門領域における、再現性のある体系的な専門知識
  • プロジェクトマネジメントスキル

重点的にインプットすべき情報

  • 専門領域の専門書やメディア
  • ビジネス一般書やメディア

ステージ4:ブランドマネジャー

ひとつのブランドに責任をもつ

ひとつの商品・サービスのブランドの価値と売上の向上を両立させる存在

めざす水準

  • 商品・サービスブランドのブランド育成と短期的な売上の両立を実現させる

必要な知識・スキル

  • ブランド戦略策定
  • マーケティング施策のディレクション
  • 社内外の調整によるプロジェクト推進マネジメント力

重点的にインプットすべき情報

  • ブランド戦略の専門書
  • ビジネス一般書やメディア

ステージ5:ブランド・マーケティング全体の責任者(CMO)

経営全体に最適な判断をする

経営層の一人となり、事業会社であれば、全てのブランドのマーケティング施策投資と成果に責任を持つ存在

めざす水準

  • マーケティング施策の費用対効果最大化のために、複数ブランドの投資配分を最適化できる

必要な知識・スキル

  • マーケティング施策に対する投資計画の立案〜効果検証〜軌道修正のPDCAサイクルの構築
  • マーケターの育成計画立案〜推進
  • 経営層へのプレゼン力

重点的にインプットすべき情報

  • ファイナンス、組織設計などの経営知識

ステージ6:マーケティングに強い経営者(CEO)

マーケティングの効用と限界を知る

マーケティングと経営の双方に精通している存在

めざす水準

  • クライアント、自社社員、株主の満足と、業績向上につながった好循環サイクルの実現

必要な知識・スキル

  • 経営戦略、事業戦略、各種機能別戦略の見極め
  • CMO人材の見極めおよび育成

重点的にインプットすべき情報

  • 経営書籍全般

まとめ

今回も、著書『マーケティングの仕事と年収のリアル』をベースに、マーケターがいかに成長していけば良いのかをご紹介してきました。

マーケターの育成は非常に難しく、ステージ4以上の人材は、引く手あまたです。また、本著のように、キャリアマップがあると、一つの軸として日々の仕事に取り組むことができ、自分がどの位置にいるのか、どの方向に進んで行けば良いのかがわかるので、参考になると思います。

それでは、今回はここまでといたします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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