営業成績が悪いから辞めたいと思ったときの4つの選択肢|20代で4回転職した営業マン

営業を辞めたいと思ったときの道

営業成績が悪くてつらい。このまま続けても足を引っ張って迷惑じゃないか。でも会社を辞めるにしても次が見つかるか不安。どうしたら良いだろう。

その気持ち、本当によくわかります。

わたしも「営業成績が悪いから辞めたい」と何百回、何千回と考えてきました。

上司

こんな営業成績でよく会社に来るな。何がなんでもノルマを達成しろ。

同僚

偏差値の低い大学を出てるやつは、やっぱり営業成績も悪いんだな。笑

お客様

いらないって言ってんだろ、しつこいな。帰れ!

毎日こんなことを言われたら、誰だって辞めたくなりますよね。

毎日辞めたいと思っていました。

この記事を読んでくれているあなたは、毎日本当に頑張っていると思います。

わたしは、「営業成績が悪いから、もう辞めたい」と思っているのであれば、辞めて良いと思っています。

でも、つらいことから解放されるためだけに辞めるのは、おすすめしないです。

これは実体験から言えます。

じつは私は、つらさに耐えきれず1社目を2年で逃げるように辞めました。

誰にも相談せずに、ただ辛さから逃げるために。

その結果どうなったかと言うと、辛さから解放されると思った2社目は、年25%家に帰れない超スーパーブラック企業で辛さが倍増しました。

大失敗です。

石の上にも三年(がまん強く辛抱すれば必ず成功することのたとえ)と言います。

でも、これだけ情報を手に入れやすくなった時代ではそんなこともありません。

逆に、営業成績が悪いことでつらい思いをして、体調を崩してしまったら元も子もないです。

本当につらいなら辞めましょう。

ただ、辞める前には、自分がどうしたいかをしっかり考えてからにしましょう。

営業成績が悪いからやめようと思ったときは、転職する道もあれば、いまの会社に残って異動する道もあります。

わたしは誰かのアドバイスが欲しかったので、3社目に転職するときは転職エージェントをつかいました。

転職エージェントは、どの道を選ぶべきかを一緒に考えてくれるので相談してみると良いです。

これまで4回転職してきておすすめする転職エージェントは以下の通りです。

おすすめの転職エージェント

おすすめの転職サイト

  • ミイダス
    7万人の転職者データから自分の市場価値(給料)が知れる
  • キャリトレ
    1日5分、レコメンドされる求人に「興味がある」を選択する

この中でとくにおすすめなのは、転職エージェントとであればマイナビエージェント、転職サイトであればキャリトレです。

マイナビエージェントは求人数こそ他の2社と比べて少ないですが、20〜30代の転職サポートに強みを持っているので、アドバイスをしっかりしてくれます。

キャリトレは1日5分、レコメンドされる求人に対して「興味がある」を選択することで、自分の価値や新しい可能性を発見できる転職サイトです。

自分の興味と転職エージェントから需要の高いジャンルを聞いて、転職先を決めていくのがおすすめです。

どれも登録は無料なので、いくつか登録してみて、感覚が合うエージェントやサイトを使ってみてください。

目次

営業成績が悪いから辞めたいと思ったときの4つの選択肢

営業成績が悪いから辞めたいと思ったときは、4つの選択肢があります。

  1. いまの会社で営業を続ける
  2. いまの会社で部署を異動する
  3. 違う会社で営業を続ける
  4. 違う会社で営業以外の仕事をする

もし営業成績が悪いから辞めたいと思ってときは衝動的に辞めず、まずはこの選択肢からどれを選ぶか考えてみましょう。

具体的な行動については、後ほどご紹介します。

ただその前に、そもそもなぜ営業成績が悪いと辞めたくなってしまうのかを整理しておきましょう。

ただつらいから辞めるのではなく、つらいと思ってしまう理由を知っておくことが重要です。

その理由を知っておかないと、営業を辞めて別の仕事をしても同じ理由でつらさを感じてしまうかもしれないからです。

なぜ営業成績が悪いと辞めたくなってしまうのか

営業つらすぎる

営業成績が悪いと辞めたくなってしまう理由は、ここで紹介している理由が大半ではないでしょうか。

  • 上司からのプレッシャーに押しつぶされる
  • 同僚からの視線が痛い
  • どうぜ売れないとモチベーションが下がる
  • 自分に自信が無くなる
  • ノルマ達成がきつくなる
  • お客様のつめたい態度が胸に刺さるようになる
  • 営業マンに多い体育会系のノリについていけなくなる
  • 残業や休日出勤で体力的にきつくなってくる
  • 新規開拓(テレアポや飛び込み)が多くなってきつい
  • 普段の営業活動を評価してもらえない
  • 販売している商品に自信が持てなくなる

営業マンであれば、一つは当てはまることがあるでしょう。

こういった一つ一つが積み重なって、辞めたいと思ってしまうのですよね。

営業成績が悪いから辞めたいという時の具体的な対処法

自分の気持ちを確かめる

営業成績が悪いから辞めたいという時の具体的な対処法は、大きく分けると2つあります。

「営業を続ける」か「営業を辞める」かです。シンプルですね。

その中で「いまの会社」なのか「違う会社なのか」の選択肢があります。

①いまの会社で営業を続ける

営業成績が悪いから辞めたいと思っていたとしても、いまの会社を辞めない方が良いケースもあります。

営業成績が悪くても会社を辞めない方が良いケース

 その①:新卒入社して1年以内(営業始めて1年以内)

 その②:上司・同僚との関係が良好

 その③:営業の勉強をするモチベーションがある

その①:新卒入社して1年以内(営業始めて1年以内)

新卒1年目の人は、営業成績が悪いからといって辞める判断はすぐにしない方が良いです。

なぜなら新卒1年目では営業成績が悪いのは当たり前だからです。

これから営業成績が良くなるかもしれませんし、良くならないかもしれません。

いまの時点では誰もわからないのです。

なので、1年間はやってみるのもアリだと思います。

これは、営業マンになって1年以内の人も同じです。

その②:上司・同僚との関係が良好

営業成績が悪いから辞めたい理由の上位は、上司や同僚との関係が原因になることが多いです。

上司のプレッシャーや同僚の視線に耐えられなくなってしまうのです。

もしいまの会社で上司や同僚との関係が良い場合は辞めなくても良いかもしれません。

なぜなら、営業はセンスの仕事ではなく、経験の積み重ねの仕事だからです。

経験を積み重ねていけば、営業成績は良くなることがほとんどです。 

その③:営業の勉強をするモチベーションがある

ケース②でもお話をしましたが、営業は経験を積み重ねていけば、営業成績が良くなることがほとんどです。

普段の営業活動に加えて、営業成績が良くなるための勉強をするモチベーションがある人は辞めなくても良さそうです。

なぜなら今後、営業成績があがってくることが予測できるからです。

営業成績を良くするためにやれること

もう少しだけいまの会社で営業を続けてみようと思った人へ、営業成績を良くするためにやれることを紹介します。

その①トップセールスマンの真似をする

その②営業の練習(ロープレ)を頑張る

その③営業の本を読む

その①トップセールスマンの真似をする

当たり前ですが、上達するもっとも早い方法はうまい人の真似をすることです。

営業の場合は、トップセールマンですね。

近くにいるトップセールスマンの提案方法や立ち居振る舞いを真似てみることから始めてみましょう。

>>売れる営業マン(トップセールスマン)の共通点

>>「基本的な商談の流れ」と「外資で学んだ契約を取るための商談の流れ」の違い 

その②営業の練習(ロープレ)を頑張る

営業成績が悪い人は、営業の練習、ロープレをしていない人が多いです。

営業ロープレをしないで営業活動をするということは、ぶっつけ本番、一発勝負を繰り返しているようなものです。

スポーツでもそうですが、日々の練習の積み重ねがあって本番でうまくいきますよね。

営業成績が悪いから辞めたいと思っている人で、練習をしてこなかったなと思う人はぜひやってください。

>>営業ロープレをやるべき理由とロープレ方法

その③営業の本を読む

わたしは営業生活15年以上のなかで、本から得た知識をつかって救われてきたことが何度もあります。

本は20年、30年という経験値を数時間で学ぶことができます。

以下の記事では、トップセールスマンから紹介してもらった本も含めて6つの本を紹介しています。

>>営業成績が上がらなかった理由を知れる本

②いまの会社で部署を異動する

営業はつらいけど、会社は好きという人は部署を異動するのはどうでしょうか。

営業ではない部署へ異動する方法もあれば、ちがう種類の営業にうつる手もあります。

営業には種類があります。

新規開拓営業がつらい ▶︎ ルート営業へ異動

接待がつらい     ▶︎ インサイド営業へ異動

製品に自信がもてない ▶︎ ソリューション営業へ異動

異動を申し出ることは全然恥ずかしいことではないですし、会社側も社員の適材適所をいつも考えているので大丈夫です。

>>営業職の種類|顧客別・製品別・手法別・給与別でメリット・デメリット比較

③違う会社で営業を続ける

営業はやっていきたいけどいまの会社がイヤだという場合は、転職を考えましょう。

  • 上司や同僚とあわず成長できない
  • 商品に自信がもてない
  • やりたい営業種類がいまの会社にない

このような理由がある場合は、転職してあたらしい環境で営業をしましょう。

転職するときに私がおすすめしているのは、『シフト転職』です。

シフト転職とは、転職需要の高いジャンルにシフトしていくことを言います。

とはいえ、いきなりがっつりシフトするのは大変なので業種か職種のどちらかを小さくシフトします。

じつはこれだけで簡単に年収アップできる可能性もあります。

私は『不動産営業からIT営業』にシフトして年収250万円UPしました。

新しい環境で思い切り営業をやってみましょう。

>>【実体験】低学歴が転職で高給になるために試してきたことを公開

④違う会社で営業以外の仕事をする

一度、営業から離れてみるのも良い経験になります。

じつは私、16年の営業生活のなかで2度営業から離れた経験があります。

建築現場の施工管理とITシステムエンジニアになったことがあります。

どちらも建築物とITシステムをつくるモノづくりの仕事です。

営業とは全然ちがう考え方を持っている人たちと働くことで価値観が変わりました。

私の場合は、どちらも自分に向かなかったので半年ほどで営業に戻ってしまいました。

しかし、営業が一番自分に合っていると思うことができた出来事でした。

人生は長いです。

やりたいことにチャレンジして失敗しても、十分に取り戻せます。

営業成績が悪いから辞めるときに転職で気をつけること

転職して生まれ変わる

一番気をつけることは、営業成績が悪かったことは気にしないことです。

転職面接のときに、営業成績が悪いことは大きな問題になりません。

もちろん、素晴らしい営業成績が合った方がメリットになることは確かです。

しかし、大抵の会社では営業成績よりも、その人がどんなスキルを持っていて、そのスキルが自分の会社にどう役立つのかを気にしています。

なので面接のときは、

  • 営業経験を通して得てきたスキルはなにか?
  • そのスキルは面接を受けている会社でどう活かせるのか?

この回答をしっかり準備していきましょう。

そのほかに面接で気をつけることはこちらの記事に書いてあります。

>>面接ではポートフォリオ対策が必須

>>面接では遠慮したら負け

まとめ

今回の記事のまとめ

今回は、「営業成績が悪いから辞めたいと思ったときはどうすれば良いか」についてお話をしてきました。

最後にまとめさせていただいてこの記事を終わりにします。

  • 営業成績が悪いから辞めたいと悩んでいる人は毎日本当に頑張っている
    • つらいなら辞めたって良い
    • ただ辞める前は自分がどうしたいかをしっかり考えてからにする
    • 転職エージェントに相談するのが一番効率的
  • おすすめの転職サイト
    1. キャリトレ(1日5分、レコメンドされる求人に「興味がある」を選択する)
    2. ミイダス(7万人の転職者データから自分の市場価値(給料)が知れる)
  • 営業成績が悪いから辞めたいと思ったときの4つの選択肢
    1. いまの会社で営業を続ける
      • 営業成績を良くするためにやれることがあるトップセールスマンの真似をする
      • 営業の練習(ロープレ)を頑張る
      • 営業の本を読む
    2. いまの会社で部署を異動する
      • 異動を申し出ることは恥ずかしくない
      • 営業ではない部署へ異動する方法もあれば、ちがう種類の営業にうつる手もある
    3. 違う会社で営業を続ける
      • 転職はシフト転職がおすすめ
      • シフト転職とは転職需要の高いジャンルにシフトしていくこと
      • 業種か職種のどちらかを小さくシフトしていく
    4. 違う会社で営業以外の仕事をする
      • 営業から離れてみるのも良い経験になる
      • 価値観が変わる
      • 人生は長い
      • やりたいことにチャレンジして失敗しても十分に取り戻せる
  • 営業成績が悪いから辞めるときに転職で気をつけること
    • 転職面接では営業成績が悪かったことは気にしない
    • 以下の質問の準備をしっかりすることがポイント
      1. 営業経験を通して得てきたスキルはなにか?
      2. そのスキルは面接を受けている会社でどう活かせるのか?

それでは今回の記事はここまでとします。

最後まで読んでいただきありがとうございました!



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